神奈川県横須賀市に属する猿島は、東京湾最大の自然島であり無人島だ。昔、日蓮上人が嵐に遭遇し迷った時に、一匹の白猿に島へ導いてもらって無事になった。その島は今の猿島のようだ。

明治時代に東京湾を守る役割を担当し、一般人が入れない軍事的な島だった。貴重な自然や歴史遺産が残されたことにより、2015年に「国史跡」に指定された。
そして、最近終わったドラマ「君と世界が終わる日」もここで何シーンを撮影したらしい。

横須賀中央駅から海方向へ徒歩15分にある「三笠ターミナル」で乗船し、約10分で到着。
夏だと9:30-16:30に1時間ごと1便があり、冬は9:30-15:30に1時間ごと1便。乗船客が多い時に臨時便もあるようだ。詳細はこちらへご確認を:https://www.tryangle-web.com/sarushima/info.html
またチケットを購入する時に、往復乗船料以外に猿島公園入園料も徴収されるのでご注意を。

週末なので観光客が大勢で、ちょっと想像した静かな無人島と違って多人島だ笑
猿島公園の中にかつて首都防衛拠点として、岩壁を掘ってレンガで築造した猿島砲台の跡が残されてる。
現在、赤いレンガは繁々とした木々や藤に覆われ、ラピュタの朽ちかけた城を連想しやすいよね。



猿島公園をゆっくり一回りするとやく2時間くらい。
海沿いは安全考慮のため、立入禁止になってしまったところが多いが、進入可能なところは2箇所がある。
その1つは島に一番奥にあるオイモノ鼻。磯浜海岸だが、比較的足場が良い。魚たちがよく磯の下に隠しているので、絶好のフィッシングスポットらしいよ。


もう1つは下船してすぐにある砂鉄の浜。コロナ禍で海水浴場が閉鎖になったため、遊泳はできない。
だけど、軽く波を踏んだり、砂遊びしたりは大丈夫。

島に唯一のレストランである「Oceans Kitchen」が船の最後便まで営業する。
横須賀の名物の海軍カレーや三浦半島産のマグロを使用したちらし寿司などを販売

ドリンクやデザートも提供している。限定の小田原レモンスカッシュがすっきりした味で暑さを飛ばせる。

ボートデッキの近くに自販機もあるが、少し値段が高め。でも猿島では電気がないので、そのくらいだと許せるでしょう笑

島内にレンタルショップではバーベキュー機材や釣り用品も貸出できるので、入島する前にぜひご予約を。