名古屋の商店街というと、大須商店街を思い出す人が多いでしょう。だけど、名古屋市西区の「円頓寺商店街」も一見に値する。
なぜなら、そちらは四間道(しけみち)という名古屋市の街並み保存地区からだ。古い町屋が多く残っていて、古民家カフェやギャラリーもたくさんあるよ。
今回紹介するカフェはこの歴史深いエリアの小径にある「喫茶ニューポピー」
オープンしてからまだ2年くらいだけど、実はマスターさんのお父さんが名駅で「喫茶ポピー」とのお店を30年近く経営していたようだ。
お父さんの店を継ぐ思いと、マスターさんが伝えたい名古屋らしい喫茶雰囲気で今の「喫茶ニューポピー」にたどり着いた。
蔵を改装し、レトロモダンな店内に3階のロフト席まである。
入店後、スタフさんはすぐ席を案内してくれて、最上階のロフト席だった。
少し狭いスペースだけど、一人にしては充分。そして2階を眺めながらお茶できて、ちょっと秘密基地って感じ。
大量のコーヒー豆を嵌めたテーブル、赤ベルベット素材のソファーと、革カバーで装丁しているメニューなど…こだわったディテールでその昭和の喫茶店感覚を伝わる思いが強く感じる。
コーヒーのメニューだけでなく、スイーツや食事のメニューも豊富。
訪ねる前にご飯もう食べたため、今回はスイーツ狙って初めて聞いた「鉄板小倉トースト」を注文。
以前頂いた小倉トーストはサクサクというより、小豆を塗ったのでしっとりして柔らかい食感の方が多かった。
ここの「鉄板小倉トースト」は厚めのゴマトーストをベースにし、熱々の鉄板で焼いてる。トーストの上に小倉あんこジャムを塗り、さらにアイスクリームを乗せる。
鉄板で焼いた半分が熱くさくっとして、焼いてない半分冷たく柔らかい口当たりがたまらない。
ベースがゴマトーストを使用することにより、もう一層香りを加え、あんこの甘さを控えて飽きの来ない味わいを作り出す肝心な役割だ。
一人じゃ食べきれないと思ったけど、美味しくていつの間に食べ尽くしてしまった。
1階のカウンターでコーヒー豆やドリップコーヒーも販売している。地元のコーヒー屋さんが作ったものやこの店限定のものが多いみたいで、お土産にしてもいいかもよ!
円頓寺商店街に来た時にぜひ「鉄板小倉トースト」を食べに立ち寄ってね