名古屋港でずっと停泊している船があるの気づいたか?それは南極観測船の「ふじ」
1965年から2代目の南極観測船として活躍し、本格的な砕氷艦としては日本で最初の船。
1984年に退役した後で南極観測に関する博物館として名古屋港ガーデンふ頭に錨を下ろした。

入口でチケットaka乗船証明書を受け取って入場したら、目の前にあるのは当時食堂だったところ。


右側の廊下へ行くと、まるで海上移動団地のように医務室、理髪室、寝室などの生活必需な空間が揃っている。


その時を再現するために、マネキン人形が置かれてちょっと不注意でびっくりしちゃいそう笑



そして「ふじ」専用の法被も展示され、南極を象徴したペンギンが付いてて可愛い。
この法被は赤道祭という、航海中が無風地帯の赤道を無事に通過できるように行った儀式で使われるらしい。

3階の航行ブリッジ(操舵室)で、操縦ハンドルはもちろん、位置確認レーダーや他の乗組員と連絡を取るために使用された伝声管で当時の運転状況を体験したり、航海ごっこができる。



物資輸送や氷の状態チェックのため、ふじの飛行甲板ではヘリコプター3機を搭載していた。
だけど、現在展示しているのは1機のみ。機体にもペンギンが描かれてかっこ可愛い。


陸上で暮らしている私たちが想像できない船生活の場面が味わえて、南極観測についても見学できる面白い展示空間だった。