コロナ禍で台湾の実家に帰れない2年間に、家族が私の代わりに行ってくれた台湾のカフェを紹介する。
台湾の南東部にある県である台東は外国人だけでなく、台湾人もよく行く休暇地。その沿海にある小さい町の一つ金崙(きんろん)は温泉で有名になった場所。
今回紹介するのは金崙駅から徒歩3分くらいにある「力卡珈琲(LI.KA CAFE)」
お店の左にすぐ鉄道橋があり、鉄道お宅はテラス席でコーヒーを飲みながら電車の行ったり来たりを楽しめる穴場スポット。
鉄道橋下のトンネルを見渡したら、さらに海岸線が見える。
ちなみに、台東のビーチは地形関係で砂浜ではなく、玉石でできた礫浜。
広くはないお店だけど、お客さんが多い。その人気の理由はこの店のメニューはほぼ地元の食材で作られたのだ。
軽食の「哈哈飯糰」というのは一個がしょっぱい味の、一個が甘い具材のおにぎりセット。甘い方は台湾でよくハーブティーに使用する洛神との花をのせたおにぎり。日本の梅干しおにぎりのように甘酸っぱさのバランスが抜群でとても美味しかった。
しょっぱい方は塩豚肉味。味も悪くはないけど、特に強調できるポイントもないと、家族が言った。
そして、おにぎりのご飯にキヌアも入ってて、食感がよくヘルシー!
おにぎりの横にある飲み物は馬告(マーガオ)ラテ。馬告とは、台湾原住民の「泰雅(タイヤル)族」が昔から愛用していたレアな香辛料。外見は黒胡椒で、味はピリ辛だけどレモングラスのような香りがするらしい。
こちらの刺蔥ラテは刺蔥というカラスザンショウの栄養価値が高いハーブを使われている。どっちにしてもチャイラテみたいにラテにしてはあまり違和感ない。
食後のデザートは紅烏龍パウンドケーキ、ベーグルとパンナコッタ。
この中に最も家族に評判がいいのはパンナコッタ。牛乳の香りがして口当たりが滑らかで食べたらすぐ溶けた。
紅烏龍パウンドケーキは烏龍茶が香って、ケーキ自体も口触りがよく、タピオカ屋さんにある鉄観音ラテみたいな味。
小米酒粕ベーグルは特にお酒の匂いがないが、たぶん酒粕で発酵したからこそ食感がしっかりしていると家族の食後感想。
また、このカフェと駅の範囲の中に野良猫が何匹もいるらしい。この辺のお店はよく入り口で餌をやり、地域猫として共同飼育している。それにより、人と猫と共生できて理想的だよねー